昨今、エネルギーの観点から電力に対する関心(或いは将来の懸念点と言ってもいいかもしれませんが)が注目を集めるようになっています。しかしながら、今まで発信された関連情報では、全体的なイメージが先行したり、科学的には必ずしも正しくない事柄が混入したりして、議論が発散気味に見受けられる例が少なくありません。
そこで、世の中の誤解やミスリーディングが起こらないよう、当該議論における注意点を『「「キロワット」と「キロワット時」』として本コラムに投稿してみました。初回は、単なる用語の意味の取り違えを取り上げましたが、今後続編としてそれに起因する本質的な議論に進んでいきたいと考えています。